「いや、惇ちゃん・・・。脅かさないでよ。」
私は惇子のテクニックと人に対する直感力を怖れていました。
「うふふ。冗談よ。でも、愛ちゃんはあぶない仕事やってるから・・・。」
惇子は全てを悟っているかのように、
「でも人を殺せば、現世か来世で報いとして自分が殺されるんだわ。カルマの法則はあるのよ。」
「カルマの法則?」
私は惇子に向き直りました。
「そうよ。あたしだって中学校に入ってすぐに男たちに犯されて、夥しい回数イカされてきたけど、
その反動としてあたしは風俗嬢として多くの男たちを射精させてきたんだから。この体で。」
惇子はそう言うと、私の両手をとりました。
「さあ、朝ごはんにしましょう。」