「・・・あん、ああんイクっ。・・・あっ、あっ、あっ。」
ベッドの上で下半身を痙攣させて、私は絶頂をむかえました。
私は左手で自分の胸をもみ、右手で性器を激しく愛撫すると簡単にイッちゃう女なのでした。
東京都内のホテル。
アパートを抜け出してから2泊目。
テレビをつけてもそれらしい殺人のニュースは伝えられていませんでした。
「やっぱりこんなとこでオナニーしてる場合じゃないわ。」
いつ捜査官がホテルの部屋に押し入ってくるかわからない。もしくは暴力団が。
再び荷物をまとめると、私はその日の夜のうちに仙台市行きの高速バスに乗り込んだのでした。